1. 開発ストーリー
1.1. ハワイでの難病治療経歴
アーシング・ジュガの原点は、開発者の
Kamei Mash(亀井摩周)が
20代からハワイに渡って難病治療に携わってきた経験にあります。
鍼灸資格を取得し、癌やAIDS、難病患者をケアする中で、
「身体をうまく動かせば、従来では困難とされる症状でも回復の糸口が見つかる」と確信を深めました。
ハワイの温暖な気候と大地に触れ合う環境(屋外アーシング)からインスピレーションを得たことも、
アーシング概念とジュガの融合につながっています。
1.2. 奈良リハビリ施設での実績
2021年、亀井摩周は奈良県にある腰痛専門リハビリ施設の監督に就任。
当時、この施設では改善率が約16%ほどに留まっており、
立てない・痛みが強い患者さんが多く、思うように結果が出ていませんでした。
そこで座位・臥位で行う「ジュガ」を導入した結果、
改善率が80%以上に跳ね上がるという驚くべき成果を得ました。
退院時に「痛みがほぼ消えた」と報告する人が続出し、中には杖を忘れて帰るほどの回復を遂げた例もありました。
1.3. 2022年 春 アーシング・ジュガ誕生
奈良のリハビリ施設の成功を受け、さらに「室内でも大地とつながる」アーシング要素を加えた形で、
2022年春に完成したのが「アーシング・ジュガ」です。
これは、寝たまま・座ったままでも効果を実感できるよう設計されており、
痛みのある方や要介護の方でも取り組みやすいのが特徴。
立位のジュガが難しい人でも、アーシングマットを使うことで屋内で効果的に身体をリセットできるという発想です。
1.4. インストラクター増加の流れ(医師が第1号 など)
アーシング・ジュガが世に出てから、インストラクターが一気に増加。2022年末には20名超、2023年には60名となりました。
最初にライセンスを取得したのは医師(札幌のドクター)で、
彼自身が「痛みの軽減・介護リハビリでの成果」を目の当たりにし、メディカルジュガとして発展させたいという思いを抱いたと言います。
現在は看護師や治療家など、医療従事者も続々と参加し、
「座位・臥位で無理なく痛みを減らす体操」としての信頼がさらに高まっています。
2. 開発者:Kamei Mash(亀井摩周)のプロフィール
2.1. 略歴・資格(鍼灸師、難病治療に携わった経緯など)
Kamei Mash(亀井摩周)は、アメリカ・ハワイで鍼灸師としてキャリアをスタート。
難病治療に20年以上携わり、癌・AIDS・重度の糖尿病・MS・ALSなどへの鍼灸アプローチを実践してきました。
その後、日本でも腰痛クリニックやリハビリ施設で監督を行い、体操プログラムを指導。
このとき確立したのが「座位・臥位で安全に行うジュガ」の原型です。
2.2. 信念・語録(「老いは選択肢」「諦めるな」「死なない程度に息をしない」 など)
亀井摩周の代表的な言葉には、「老いは選択肢」があります。
年齢を重ねても、体のケアと動かし方次第で若さや健康は維持できるという考え方です。
また、「諦めるな」や「死なない程度に息はしない」といった強烈なフレーズも特徴的。
不必要に大きく呼吸しすぎると体が酸化して老化が進む—そんな逆説的な呼吸理論を、
難病治療やリハビリの現場で実感してきたといいます。
2.3. メディカルジュガの方向性(医療・リハビリとジュガの融合について)
医師や治療家がインストラクターとなり、クリニックやリハビリ施設でジュガを指導するケースが増えています。
これにより、「メディカルジュガ」という新たな流れが生まれつつあり、
腰痛クリニックや要介護リハビリでの利用が今後さらに広がる見通しです。
痛みを緩和しながら体を動かし、結果として骨圧や脳圧を改善する試みなど、
従来の理学療法だけでは届きにくかった部分を補う役割を期待されています。
3. ジュガ(寿芽)の由来
3.1. コトブキ+ガ(発芽)
「寿」はコトブキ、「芽」はガ(発芽)—ふたつをあわせて「寿芽(ジュガ)」と読みます。
コトブキ=めでたい、幸せ。ガ=新しい命や可能性の芽吹き。
すなわち「幸福が芽生える」という意味を込めた名称です。
3.2. “幸せが芽生える”という言葉の意味
体操を通じて身体が変わり、それによって心や周囲の環境も変わっていく—そこに幸せの芽が出るという発想。
細胞が再生し、血流や呼吸が整うと、自律神経やメンタルバランスにも好影響を及ぼすと考えられています。
3.3. 幸福と健康を育むメソッドとしての位置づけ
ただ単に筋トレやストレッチをするのではなく、「老いない体」を自分で育むという長期的な視点が特徴。
その結果、健康とともに“幸福感”が芽生える—これがジュガという名前の由来であり、本質です。
4. アーシング要素
4.1. 屋内アーシングの必要性
本来、素足で大地を踏むと、身体の余分な電位をアースできてリラックス効果が高まると言われます。
しかし都市生活ではなかなか難しく、コンクリート環境で自然の地面を歩く機会は限られています。
そこで「室内でアーシングを実現」するのがアーシングマットの活用です。
4.2. アーシングマットの活用
- マットをコンセントのアース端子に接続し、体をマットに触れた状態でジュガを行う
- 室内にいながら地面と同じように余分な電位を放電できる
- 疲労や痛みの軽減を感じる人も多く、寝ながらでも効果的
4.3. 座位・臥位中心のメリット
アーシング・ジュガでは、「立たずに」行う型が基本です。
骨盤や腰に痛みがある人、歩行が困難な人にも安全で、転倒リスクを最小限に抑えられます。
床やベッドに座ったり寝たりした状態で、アーシングマットの上に体を預けるので、重力のストレスが少なく、安心して体を動かせるのが最大の利点です。
5. ジュガの冠:最も大事な型「ジュガの型」
5.1. 「ジュガの型」の由来
ジュガにはいろいろな“型”が存在しますが、中でも「ジュガの型」は最も重要なものとして位置づけられています。
この型が、寿芽(ジュガ)の冠を持つということで、“メソッドを象徴する動き”と言えます。
5.2. 腕を大きく回す動作の概要
手順の例:
前にならえ → 万歳 → Y字 → T字 → 元に戻す
肩や胸の可動域を大きく活用し、肩甲骨や背骨に良い刺激を与える型です。
人によっては、1回やるだけで背筋が伸びて呼吸が深くなると感じることも。
5.3. 座り・寝ながらも応用可
立位でやると上半身をダイナミックに動かせますが、アーシング・ジュガでは座位や仰向けの状態でも応用が可能。
一部は小さく動かし、肩の無理がない範囲で腕を回すだけでも、胸を開く効果を実感できます。
6. 老いは選択肢 / 血管筋トレーニングなど
6.1. 老化は必然じゃない理由
亀井摩周は「老いは選択肢」と強く主張しています。
年齢を重ねても、適切な運動と呼吸で体を酸化させないようにすれば、見た目や機能が劣化しないという考え方です。
逆に、体を動かさず口呼吸や酸化要因を放置すると「年相応以上に老ける」ことにつながります。
6.2. 血管筋の発想
血管の壁には平滑筋が存在し、それを「血管筋」と呼んでトレーニング対象にしています。
血管筋を鍛えると、血管が若返り、血流が改善し、痛みや冷え、静脈瘤などの諸問題にも効果が期待できるという独特の理論。
亀井摩周はリハビリ現場で「血管も自分の意思でコントロール可能」と説いており、実際に成果を出してきました。
6.3. 難病治療やリハビリにも活用
自律神経や血管など、通常は“勝手に動く”と思われる部分まで意図的に良い方向へ調整できるというのがアーシング・ジュガの強み。
難病や重症腰痛などで諦めていた方が、痛みが軽減し日常生活を取り戻すケースも多く見られています。
「諦めるな」というメッセージがここでも活きてきます。
7. 今後の展望
7.1. メディカルジュガへの展開
医療従事者がインストラクターとして活躍し、クリニックや介護現場でジュガを導入する動きが進行中。
要介護患者のリハビリ、術後の機能回復、さらには難病支援など、医学とジュガの融合が期待されています。
7.2. 新しいインストラクター養成の可能性
現在、新規募集は一時クローズ中ですが、特例的に認可された方や医療従事者の参加が増加。
将来的に再オープンすれば、日本全国はもちろん、海外からも受講したい人が多いと予想されています。
7.3. イベントや研究の拡充(学会発表や論文などがあれば)
アーシング・ジュガの効果をエビデンス化するため、学会発表や論文執筆などの研究活動も検討されています。
腰痛や高齢者リハビリ、血管筋トレーニングに関するデータが集まり次第、論文化される可能性が高いです。
